片倉佳史/著李登輝氏(元台湾総統)絶賛!全島各地を網羅!1200枚の写真で甦る、日本統治下の台湾、瞠目の半世紀!「皇太子裕仁親王の台湾行啓記録(大正12年)」「台湾歴史詳細年表」も併録日本統治下・躍動の半世紀を再現した空前の1冊!日清戦争の勝利によって清国から割譲され、近代日本初の植民地となった台湾は、大東亜戦争終結までの半世紀、惜しみない日本の投資によって瞠目の発展を遂げてきた。清国時代には「化(け)外(がい)の地」と見做され、熱帯病が猖(しょう)獗(けつ)を極めていた島も、日本によって衛生管理が施され、インフラが整い、産業が興り、教育・文化もしっかりと根付いた。戦後70年の今、アジア有数の繁栄国へと成長した台湾のその礎(いしずえ)は、50年の日本統治時代に築かれたと言っても過言ではない。歴史の不運によって国交が断絶された日本と台湾だが、両国の民間交流は途切れぬばかりか、近年いよいよその絆は深まりつつある。それは、互いの歴史が分かちがたく結びついているということの証(あかし)でもあろう。本書は、台湾をこよなく愛し、台湾全土を踏破した著者が、これまでに収集した2千枚を超える古写真を構成し、奇跡とも言うべき日本統治時代の台湾を再現した空前の1冊である。そこには明るい南国の空の下、快活に暮らす人々がいる。街があり、村があり、学校があり、工場があり、田畑があり、鉄道があり、そして麗(うるわ)しき自然がある。当時を知る人なら切なく懐(なつ)かしい光景に、若い世代なら数々の新鮮な発見に出会うはずだ。日台両国の皆さんに、心ゆくまで楽しんでいただきたい。